Microworks Music Glossary

音楽用語

コード名を構成する要素

コードは、通常コード名で表示されます。

コード名は次の４つの要素から成り立ちます。

Symbol ( シンボル )
シンボルとは、コードの Root ( 根音 ) の絶対音程を表す、コードを象徴する要素です。
Quality ( クオリティ )
クオリティとは、コード自体の響きの特徴を表す要素です。
Tension ( テンション )
コード構成音に追加または差し替える事で、響きに抑揚を与える要素です。
Inversion ( インバージョン )
インバージョンとは、コード構成音のいずれかを１オクターブ上の音程に差し替えて、響きに変化を与える要素です。

CAMPS では、これら４要素を組み合わせてコードを生成する事が可能です。

コード名の Symbol ( シンボル ) とは、コードの中心となる音、Root ( 根音 ) の絶対音程を表します。コードの構成音は、この根音から自然発生する倍音群の中から選ばれます。このようにシンボルは、コードを象徴する中心的な要素です。

自然界にある音は、その音程とは別に複数の異なる音程をわずかずつ含んでいます。これらを倍音と呼びます。

コード名の Quality ( クオリティ ) とは、maj、dim、などの一種の省略記号です。明るい、暗いなど、和音の響きが持つ特徴を、これらの省略記号で表します。

コード名の Tension ( テンション ) とは、Triad ( 三和音 ) や 7th Chord ( 7th コード ) などのコードには構成音として含まれない音程を、意味します。テンションを追加または差し替えられたコードには、本来のコードとは一味異なる響きがあります。

コード構成音に追加して「テンション付コード」を構成する目的で使用される Tension を、特に Harmonic Tension と呼びます。

コード名の Inversion ( インバージョン ) とは、コード構成音のいずれかを１オクターブ上の音程に差し替えて、構成音の順番が普通とは異なるコードを作ることを意味します。例えばコード C は、上から G、E、C の順で構成されますが、コード C/E は、C、G、E の順となります。

コードには、その Root ( 根音 ) から引き出される倍音を主な構成員とする「スケール」が１つ又はそれ以上存在します。スケールの１、３、５番目の３音で構成されるコードを Triad ( 三和音 )、１、３、５、7 ( または６ ) 番目の４音で構成されるコードを 7th Chord ( 7th コード ) と呼びます。

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